B級グルメ ぱーと36
今日は、「汁なし担々麺」でした。
汁なし担々麺(しるなしたんたんめん)は、丼がスープで満たされた一般的な担々麺に対し、本場中国の汁の無い担々麺をアレンジしたB級グルメである。グルメ雑誌によると、汁なし担々麺には3つのタイプがある。胡麻ペースト(芝麻醤)や干し海老の風味を加えるなどのアレンジを施した「東京式」。中華料理店や一部の専門店でつくられる、本場そのままの「成都式」。そして広島で独自の発展を遂げた「広島式」である。
広島
元祖は(平成13年)に、広島県広島市中区で創業した「きさく」と言われており、同店でアレンジされた担担麺は知る人ぞ知る名物となった。続いて、広島市中区の「くにまつ」が2010年頃から起きた第二次ブームを牽引する。くにまつは具体的なレシピを公開することで汁なし担々麺の普及に寄与した。青ネギの風味を利かせ、かんすい少なめの中細麺に半熟卵のトッピングが一般的である。また〆のごはんについても、きさくの客が自発的に始めたものが発祥で、店主から薦めたものではなかった。
2017年にはサンヨー食品からカップ麺として「サッポロ一番 街の熱愛グルメ 広島式汁なし担担麺」が発売されている。
2018年現在、県内に汁なし担々麺の専門店は25店以上、提供店は200店以上となっており、広島のご当地グルメとなっている。
東京
東京都ではそれまで、裏メニュー的な扱いで知る人ぞ知る料理であった汁なし担々麺だったが、2007年に「阿吽」「双六」「辣椒漢」が相次いで開店する。特に「阿吽」の芝麻醤ベースのタレに太麺をからませ、肉味噌、干し海老、ナッツを添えるスタイルは東京式の象徴ともいえるもので、多くの店に影響を与えている。水菜がのり、トッピングにパクチーを合わせることが多い。
成都
東京・新橋の「趙楊」に代表されるように、四川省成都で食される本場そのままの担々麺をアレンジしたものである。松の実や青菜のほか、冬菜(ドンツァイ)や芽菜(ヤーツァイ)などの中国漬物が入ることがある。芝麻醤は入らない場合が多い。かんすい少なめのコシのない麺に茹でた青菜がのることが多い。とのこと。
今回は、広島バージョンでおいしくいただきました。