B級グルメ ぱーと33
本日は、「台湾ラーメン」でした。
地元、愛知の生んだB級グルメです。
☆雑学コーナー☆
名古屋の台湾グルメの先駆けが台湾ラーメン発祥の店、「味仙」です。
「主人が辛いものが好きで、何でも辛くしちゃったんですよ」と笑うのは創業者(郭明優さん)夫人である郭美英さん。1940年に台湾で生まれ、すぐに日本へ来た明優さんは、若かりし頃から料理の研究や食材の調達のために何度も台湾へ渡っていたそう。そして、台南市を訪れた際に出会ったのが、天秤で担いで売り歩く担仔(タンツー)麺でした。1970年代初め、これをまかない用に自分好みの辛口にしたところ、常連がカウンターごしにリクエストし、ほどなくレギュラー商品に。さらに激辛ブームにも乗って大ヒットすることになりました。
このようにそもそも台湾ラーメンの誕生からして、台湾にはないアレンジがきっかけだったのです。
「厨房に注文を通す際に『台湾!』と呼んでいたら、お客さんが『台湾って何?』と興味を示してくれて、そこから自然と私たちも台湾ラーメンと呼ぶようになりました。その時はまさか名物になるなんて思ってなかったですから、台湾人が作ったんだから台湾ラーメンでいいか、と軽い気持ちで名づけたんです」と郭美英さん。また、台湾ラーメンが名古屋人にウケた理由は、珍しさと同時にもともとの嗜好にも合っていたからではないかといいます。
「当時は唐辛子が効いた辛い料理は韓国料理くらいしかなく、ラーメンにも辛いものはなかった。台湾ラーメンは名古屋の人が初めて食べる辛いラーメンでした。でも、ベースは醤油のスープで親しみやすいし、名古屋の人は普段から赤味噌に親しんで濃い味が好き。だから台湾ラーメンも口に合ったんだと思います」
台湾ラーメンの味の決め手が、唐辛子やニンニクで炒め煮したいわゆる台湾ミンチです。辛いだけでなく、じっくり時間をかけて肉のうまみを引き出すのが特徴で、だからこそうまみ嗜好の名古屋人に受け入れられたのだと考えられます。
味仙の台湾ラーメンが大ヒットしたため、名古屋の中華料理店やラーメン店はこぞってこれを採用。今では市内の7~8割の店でメニュー化されているといわれます。こうして、台湾にはない名古屋生まれの台湾ラーメンが地域限定で普及することとなりました。
また、よく間違えられるのは・・・・。担々麺ですが、担々麺と台湾ラーメンは違いますからね~。
話を戻して・・・。
たんぽぽでの台湾ラーメンは、辛さ控えめで食べやすかったです。
ごちそう様でした。