扶桑中学校 校外学習

2018-06-21

6/21(木)に扶桑中学校の生徒さん11名が校外学習の一環で、たんぽぽを訪問されました。

校外学習・・・福祉施設や公共施設に関する知識を深めることが目的です。

 

まず初めに、「出会いのホール」で施設の概要など説明を聞き、

その後、各作業室を見ながら、利用者の方の活動取り組みなどの説明させていただきました。

他には、バリアフリー・ユニバーサルデザインなどについて

物理的なバリアフリー化

具体的には、施設面(特に公共施設)では

  • 車椅子利用者向け
  • 視覚障害者向け
    • 点字
      • 点字ブロック (点字ブロックは歩行困難者や車椅子使用者にとってはバリアになる問題点が指摘され、段差凹凸の低いものが開発実用化されてきている)
    • 容器・包装の改良(ユニバーサルデザインも参照)
      • 牛乳パックの上部の切欠き(日本農林規格及び日本工業規格)
      • ラップフィルムの紙箱の凹凸の「W」マーク(業界団体・家庭用ラップ技術連絡会)
      • シャンプー容器の側面の刻み(業界団体・日本化粧品工業連合会)
    • 音響式信号機(盲人用押しボタン(歩行者用信号機の青の点灯時間が長くなる)が併設されているケースがある)
    • 玄関・入口近くでの電子チャイム(盲導鈴
    • コントラストの強い公共表示(弱視者のため)
  • オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)向け
    • オストメイト対応トイレ
  • 子供を持つ保護者などに対する配慮
    • ベビーチェア(トイレを保護者が使用している間に、子供が暴れたりしないように座らせる椅子)
    • ベビーベッド・ベビーシート(乳児のオムツ交換のために座らせる設備)
    • 授乳室
  • その他(内部障害など)
    • 歩きたばこの禁止とその表示(携帯用酸素ボンベへの引火等の危険がある)
    • 携帯電話使用禁止とその表示(総務省の基準では15センチメートル程度以上離すとされる)
    • 施設の禁煙化とその表示(肺に障害がある場合、タバコの煙が症状を悪くする)
    • 小便器近傍への手すり設置
    • 玄関・入口・トイレへの呼出し用インターホン

 

ユニバーサルデザインの7原則

The Center for Universal Design, NC State University による。

  1. どんな人でも公平に使えること。(公平な利用)
    Equitable use
  2. 使う上での柔軟性があること。(利用における柔軟性)
    Flexibility in use
  3. 使い方が簡単で自明であること。(単純で直感的な利用)
    Simple and intuitive
  4. 必要な情報がすぐに分かること。(認知できる情報)
    Perceptible information
  5. うっかりミスを許容できること。(失敗に対する寛大さ)
    Tolerance for error
  6. 身体への過度な負担を必要としないこと。(少ない身体的な努力)
    Low physical effort
  7. アクセスや利用のための十分な大きさと空間が確保されていること(接近や利用のためのサイズと空間)
    Size and space for approach and use

 

その後、質疑応答など行い、充実した校外学習になったのではないでしょうか。

全てのことは1時間30分では伝えれませんね・・・・。

 

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